駒込駅の南口を出ると、通りの向こうにもう六義園の染井門が見え、垂れ幕と紅葉が目に飛び込んでくる。

平日の昼過ぎというのにかなりの賑わいで小グループや夫婦連れなどがおしゃべりしながら門をくぐっていく。高齢の方が多い。中には車いすの方や杖をついている方も見受けられる。

１４:００からのガイドさんは男女各１名、男性ガイドは声がくぐもって聞きにくい気がしたので、女性ガイドの方を選択したが、途中からは自由行動に切り替える。

近くを歩いているグループからも、こちらと同じように孫、健康、暮らし方、心配事など、よもやま話などが聞こえてきて、みな同じようなことを考えているのだと感じた。

多少盛りを過ぎた紅葉もあるが、十分にきれい！
はぜの木の真っ赤な紅葉が見事で、カメラスポットになっていた。

さざんかの花が散る前庭を通りお茶室へ。
くぐり戸や庵の屋根にも紅葉が降り積もっていて風情がある。

予定どおりに、お茶室でお茶を一服いただく。

紅葉は人生に例えられることが多い。自分の人生の本当の色を出せるのはこれからなのかもしれない…などと考えつつ、この石橋を渡って帰途についた。