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【“ら・し・さ”の終活講座13回】変わる介護保険!知っておきたい基本的なしくみと改正内容

“ら・し・さ”の終活講座 第13回

報告講師&報告 ら・し・さ正会員 久保田 勉

介護保険の基礎知識の必要性を理解しましょう。
平成27年度に介護保険のこれからの方向性を示す改正が行われました。
高齢化の中で介護の必要性が増していきます。介護保険の基本的なしくみと改正内容について理解することが大切です。
①平均寿命と健康保険の差は介護等の助けが必要になります。0歳児が平均して何歳まで生きられるかの数字が平均寿命です。健康寿命は他人の支援、介護を受けないで自立した生活ができる期間です。平均寿命と健康寿命の差は男性で9年、女性で12年です。その期間は介護等の助けが必要になります。
②統計から75歳以上になると介護保険を利用する確率が高くなります。
上記2点からも介護保険の仕組みを理解することが大切になります。

介護保険のしくみ
①介護保険のサービスを受けるためには市区町村に要介護認定の申請が必要になります。サービスの利用を考え始めたら市区町村に相談に行きましょう。
②本人の状況によって要介護・要支援・非該当に分かれ、受けられるサービスの内容、上限額が異なります。
③介護サービスは自宅や高齢者住宅で受ける居宅サービス、その地域に住んでいる人だけが受けられる地域密着サービス、介護保険施設に入所して受ける施設サービスがあります。利用者の状況や希望によってサービスを選択します。

平成27年度改正内容
介護保険は3年毎に改正が行われます。平成27年度の改正は「予防給付(訪問介護・通所介護」の総合事業への移行」、「一定以上の所得者に対する自己負担引き上げ」、「施設利用者の食費・居住費の要件の変更」になります。
介護サービスから市町村が独自に行う総合事業のサービスは各自治体によってサービス内容や料金が違ってきます。総合事業にはボランティア・地域住民の参加が見込まれます。どのような形で関わっていくか注視してゆきたいところです。次回の平成30年の改正に向けて議論がスタートしています。しっかり情報のチェックを行っていきましょう。

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