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イベントレポート

2024/5/23【東京】落語で終活を学ぶ「三途の川の渡り方~介護現場を通してみた人生の最終章を考える~」(ら・し・さサロン)

報告

”ら・し・さ”サロンでは、終活アドバイザー講座で学ぶ内容をベースに、さまざまな終活の分野についてわかりやすくお伝えしています。
終活アドバイザー以外の方も受講できます。

介護や認知症の方の扱いのプロでいらっしゃる介護亭楽珍氏の落語で楽しみ、大いに笑いましょう。

介護中の方は、心のマッサージになるでしょう。

終末に向かう高齢者の寂しさや、自分はどのような終末を迎えたいか、
自分にとっての理想の終活とはなど参加者で話し合いましょう。
いろいろなケースでの対応、Q&Aも時間の許す限り行います。

お茶とお菓子付きです。

講師:介護亭 楽珍(かいごってい らくちん)氏(特別養護老人ホーム なゆた 副施設長)


「参加者として大きな声で笑ってくださる方が大好きです。
今回も笑う練習から始めるかもしれません。大きな声で笑ってくださる参加者を募集中です。」

<レポート>

令和6年5月のら・し・さサロンは老人ホーム副施設長で落語家の介護亭楽珍氏による、落語と日常の介護現場での実体験が大変興味深かった講演でした。
落語の題目は「三途の川の渡り方」で、死後の世界へ渡りつくまでの道中を現代風にアレンジし、コミカルかつ所々に考えさせられる内容で面白く聞き入ってしまいました。

その後の講演では介護現場に携わる観点から、介護施設に入居される終末を迎える高齢者と、高齢者の世話を続けている入居を勧める息子との意思の相違があることに気付かされました。
入居者本人と家族との終活への思いの違いを介護当事者の間にいる視点での話に感銘しました。

Q&Aでは入居者様への声掛けの仕方やACP(※1)やALP(※2)の説明などもありました。

※1 ACP(Advance Care Planning:アドバンス・ケア・プランニング)
病気になってから、今後の治療・ケアについて患者本人と家族、医療従事者があらかじめ話し合う自発的なプロセス

※2 ALP(Advance Life Planning:アドバンス・ライフ・プランニング)
健康なときから人生観や死生観を元に「自分は何を大切にしているのか」「どのような人生を歩みたいか」について考えるプロセス

 

菅野嗣久(終活アドバイザー協会 会員)

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